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Curve Toolsを使用した傘のモデリング

はじめまして、コロビトのTAKASHIです。

このたび当社では、MayaをはじめとするCGソフトに関する便利なツールや、制作現場で役立つちょっとしたTipsなど、日々の業務に活かせる情報を発信していくことになりました。

「こういうのが欲しかった!」と思っていただけるような内容をお届けしていきますので、ぜひお楽しみに!

まずは簡単に自己紹介をさせていただきます。

私は昨年12月にコロビトに入社し、現在は主にモデリング業務を担当しています。最近は新しいツールの学習や検証にも取り組んでおり、久しぶりのMayaでのモデリングに少し緊張しつつも、楽しみながら作業しています(笑)。

そんな中、今回はMayaの便利な機能のひとつ、「Curve Tools」を使った傘のモデリング方法をご紹介します。※途中で「NURBS CIRCLE」も使用しますが、本記事ではCurve Toolsの一部としてまとめてご紹介しています

Mayaを始めたばかりの方はもちろん、すでに使いこなしている方も、「自分だったらこうするけど、ちょっと復習がてら見てみようかな」くらいのラフな気持ちで、最後まで読んでいただけると嬉しいです。

早速ですが、こちらが完成品の傘のモデルです。

Mayaの機能「Curve Tools」を使って制作した傘のモデルの完成品

シンプルな見た目ですが、今回はCurve Toolsの使い方について見ていきます。

1.傘のハンドルを作成

まずは傘のベースとなる部分(中棒など)を作りました。

プリミティブのcylinder(シリンダー)を出して面の押し出し(Extrude)で大体の形状を取っていきます(これだと何だかわかりませんね)。

それでは、傘の持ち手(ハンドル)部分を作るのにCurve Toolsを使っていきます。

モデル上部に、ShelfのCurveCreate > Curve Toolsから選択して曲線を引いていきます。

上部からCurveが飛び出ているような感じですね。

うまく引けたらFace(面)とCurveを選択してExtrudeすることで、Curveに沿ってメッシュを作ることができます。

あとは先端を少し丸めておけば、持ち手らしい形になります。

2.傘の生地部分の作成

次は傘の生地部分を作っていきます。

先ほど作った持ち手の近くにNURBS CIRCLEを置いて、傘を閉じたときのたるんでいる部分に見立てて形を作ります。

作ったNURBS CIRCLEを複製して移動して小さくして、これを何度か繰り返してください。(ここでは4回繰り返して計5つのNURBS CIRCLEを作りました)

Curveにはスパン数(Spans)というものがあります。これが少なすぎると曲線が崩れてしまい、逆に多すぎると汚くなるため適度な値を模索していきます。

ここでは、スパン数40で進めました。

ここまで来たらもう少しです。

作成したNURBS CIRCLEを上から順番に選択して、Surface>Loft(Option)をクリック

  • Output geometry:Polygons
  • Type:Quads
  • Number U:80
  • Number V:10

※こちらの数値も最適な値を模索します。

LoftをクリックするとCurveとCurveの間に生地のメッシュが貼られました。

ここでメッシュが黒く表示されても慌てずに、Mesh Display > Reverse をクリックすればメッシュが裏返り黒くない傘になります。

ここまでお疲れさまでした。

あとは作った生地のメッシュにExtrudeで厚みをつけたり、露先(つゆさき)と呼ばれる尖った部分を付けてみたりと最終調整をしたら完成です。

Mayaの機能「Curve Tools」を使って制作した傘のモデルの完成品

このような流れで傘のモデルを作ってみました。

もちろん、他にもいろいろな方法で作ることができると思いますが、Curve Toolsを使った一つの参考になれば幸いです。

今回紹介したCurve Toolsには他にも使い方があると思うので、いろいろと触ってみてください。

このページがひとつのきっかけになると嬉しいです。

ありがとうございました!

また次回!

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